後藤健二さん殺害 中韓のコメントに違いが
後藤健二さんが殺害されたことにより、ネット上には中韓でも数多くのコメントが寄せられているようです。FOCUS ASIAの記事ですが、中韓でかなりニュアンスが違うので驚きました。むしろまともなのは韓国の声だと思う。韓国の怒りは概ねイスラム国へと向かっているようで、日本政府への批判はさほどでもありません。中国はイスラム国への批判は僅かで、日本政府への批判と、自国への影響を心配するコメントが占めています。まあ、ピックアップされたコメントなので何とも言えませんが。それから日本のコメントが酷いのはいつものことです。
韓国のコメント
「朝から憂鬱な知らせ。ご冥福をお祈りします」
「神の名を掲げるなら、覆面を取れ。何が怖いんだ?」
「安倍は人質を助ける気が最初からなかった。人質が殺されたから、国民の怒りを背負い、自国民の安全や財産保護を口実に国防費を増やし、軍事大国の夢を実現させるだろう」
「仕方がない。自分で志願して行った」
「安倍が怒っているのは、自国民を助けられなかったからか?またはテロ集団の残忍さに怒っているのか?国民を助けるのに自衛隊を送らないとはどういうこと?」
「ISは、地球上から消えてほしい」
「何人も殺してきたアイツは人間じゃない。神が本当にいるなら、アイツを殺してくれ」
「こうやって自衛隊が羽ばたく道が開くのか」
「米国はISの首脳部をなぜ放っておくのか。米国も絶対関わっている。原油価格は下落。ISの資金もそろそろ底が付くと思う。どうせ、自滅するんじゃないか」
「どんな理由でもテロは許してはならない。人権を無視するのがイスラムの教えか?みんな捕まえて北朝鮮に送りたい」
「故人の冥福を祈る。そして日本も植民地時代にこれと同じことを韓国やアジアの国々にしてきたことを反省してほしい。それが世界平和を作る道だ」
「あまりにも悲しい。胸が痛む」
「悔しい。すべての日本人に慰めの言葉を伝えたいと思います」
「ISは人間ではない。獣以下」
「どんなに怒りを感じても平和憲法の改憲、自衛隊の国防軍昇格は絶対にダメ。今日本人が感じているその怒りを韓国は36年も感じてきた」
「日本の政治家はこれをどう使うかばかり考えているだろうな」
「最初から殺すつもりだった。あいつらは人間じゃない」
「正義感があって優しそうな人だったのに。ご冥福をお祈りします」
(編集 MJ)
中国のコメント
「日本において理不尽なのは政府。民衆ではない」
「平民に何の過ちがあるのか? 安倍を捕まえろよ! 指導者のために責任を取らされるなんて……かわいそう……」
「かつての日本による侵略は恨めしいが、平民に罪はない」
「平民は無罪。過激派組織は打ちのめさなければならない」
「イスラム国は人を殺しても平気だということをなぜ信じなかったのか?お金を早く払えば済む話なのに、身をもって実践して確かめる必要があったのか?」
「自分の国を守れないリーダーは、本当に無能!」
「テロリストはやりすぎ。自分も日本の無責任な政治家は嫌いだが、平民を殺すというのはやはり正気の沙汰とは思えない!」
「後藤氏は1人の戦場記者に過ぎない。しかも今回は湯川氏を救うために捕まったのに。彼の死は残念だ。日本政府がこれを機に軍事力を大々的に発展させないかが心配だ」
「ISはとても恐ろしい……」
「テロリストはあまりにも恐ろしい。命に国境はない。みんな罪のない人じゃないか」
「とても辛い。どうぞ安らかに!」
「もし本当だとしたら、あまりに残酷だ」
「日本は人質解放問題で何もせず、ヨルダンが人質を交換するのを座して待っていたらヨルダンに相手にされなかったことが明らかになった」
「テロリストこそすべての人類共通の敵だ」
「数人の人質のために政策や国際的な態度を改める国などない。日本だけの話ではない」
「テロリズムがアジアを攻撃してくるのではないか。日本は面倒なことになるが、隣国であるわれわれも不安だ」
「政府は現実を鑑み、われわれ国民がこのような状況下におかれた時に、どのように対処するか考えるべきだ」
「日本のネットはどう見ているのか知りたい」
(編集翻訳 城山俊樹)