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韓服を着て京都の街を歩くとどうなるかという実験

ある韓国人女性が日本に旅行に訪れた際、韓服を着て日本の街を歩いたらどうなるかという実験をしたそうである。彼女の先入観では嫌韓感情の高まっている日本だから、当然何らかのリアクションがあると思い、恐れを持って試したというのだ。まあ、勇気がある女性だ。だけど、彼女の恐れは徒労となったそうだ。そして意外な人たちから不愉快な経験をさせられたというのだ。

 

『私は韓国の伝統服、韓服を着ることが大好きだが、お正月以外は着る機会がないため、今回の日本旅行で着てみようと考えた。3泊4日の日本旅行の最終日はちょうど清水寺に行く計画だった。お寺には伝統服が似合うと考え、韓服を着て清水寺に上った。

日本では嫌韓デモが開かれ、韓国が嫌いな人も多いというので、とても緊張した。だが、日本人は誰も私のことなど気にしなかった。清水寺を背景に写真を撮ろうとすると、誰かが私を指さしてひそひそ話をしていた。聞こえてきたのは韓国語だった。清水寺には韓国人観光客も多く、私を指さし、話をするのは、ほとんど韓国人だった。「あの子なんなの?」「何で韓服着てるの?」という韓国語が何度も聞こえてきた。一人だけが私に近づいて「とてもきれい。いいアイディアだね」と韓国語で褒めてくれた。

帰りはそのまま電車に乗ったが、電車内でも日本人は誰も私のことを気にしなかった。ひそひそ話もしなかった。なぜ韓国人が、韓服を着た私をみて驚いた顔をし、指を指すのか分からない。思い出作りにせっかく韓服を着たのに、不愉快な気分になった』

 

日本人が韓服を着た女性のことを気にしなかったのは日本人の国民性がそうさせている部分もある。見てみぬふりという奴である。日本人は異質なものを避けて通る癖がある。あらかさまに見たり、何か言ったりすることは無いのだが、歓迎しているわけではない。かかわりたくないだけなのだ。もちろん、コスプレ慣れしている部分もあるだろう。田舎なら目立つだろうが、京都だとそんなに目立たないのではないだろうか。

 

また、嫌韓でない日本人もいるし、韓服を知らない日本人もいるだろう。何にしても危機感の無いのが一般的な日本人である。京都という土地柄もあるのかもしれない。多分この韓国人女性のほうから日本人に声をかけたとしたら、その服装を褒めてくれるだろう。だけどそれは本心ではない場合も多い。日本人は複雑で日本人同士にしか分からない呼吸がある。特に韓国人には分からないだろう。

 

何度も聞こえてきたのは・・日本を訪れた韓国人女性、予想もしていなかった不愉快な経験とは―韓国ネット|中国情報の日本語メディア―FOCUS-ASIA.COM - 中国の経済情報を中心としたニュースサイト。分析レポートや特集、調査、インタビュー記事なども豊富に配信。