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台湾 牽引車を韓国メーカーに激安で落札され「悪夢の再演」

台湾鉄路管理局が30年ぶりにディーゼル牽引車の世代交代をすることになり、公開入札をした結果、韓国メーカーが落札した。韓国製の車両は問題が多く、数年前に導入した韓国製のプッシュプル式自強号、EMU500型と600型は故障が頻発し、韓国側のアフターサービスも悪いことから、当時の林陵三・交通相が「韓国メーカーの入札への参加禁止」を命じたほどだったという。


台湾鉄路管理局は「1億台湾ドルを超える場合は国際入札が必須。韓国メーカーを排除するわけにはいかない。来年7月から順に納車される。今回調達する24両は客車ではないので、旅客に危害が及ぶ心配はない」と言い訳のようなコメントを出しているが、台湾鉄路管理局の整備スタッフは「韓国製車両は頻繁に故障する。今回また韓国製が落札したと聞いて、本当に頭が痛い」と頭を抱えている。

 

台湾鉄道の新車両入札で韓国メーカーが落札、台鉄は「客車ではない」・・整備スタッフは「本当に頭が痛い」―中国メディア (FOCUS-ASIA.COM) - Yahoo!ニュース

  

また、レコードチャイナの報道によると、ディーゼル牽引車の入札額は4億台湾ドル(約15億円)程度を見込んでいたのだが、韓国メーカーは2億9000万台湾ドル(約11億円)というとんでもない低価格で落札した。この低すぎる落札額に加え、先の韓国製の通勤・通学用の列車、EMU500型と600型はトラブルが続発しているため、専門家らは「悪夢の再演」と懸念している。

 

台湾鉄路管理局は「今回落札した韓国メーカーの車両のエンジンや変速機は日本製で、ブレーキはドイツ製と3大主要部品は韓国製ではない。トラブルを防止するため、最低でも10年のメンテナンスを提供するよう求めている」とコメントしている。関連法により韓国の公開入札参加が拒否できない以上、仕方のないことではあるが、台湾にとっては災難というしかない。無能な韓国メーカーを排除する方法はないのだろうか。