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伊勢志摩サミットの萌えキャラ「碧志摩メグ」に待った

平成28年5月26日~27日に開かれる伊勢志摩サミットの会場となる志摩市で、海女をモチーフにした市公認の萌えキャラ「碧志摩メグ」のデザインについて、一部の市民が「女性を蔑視するデザインだ」として、市に対して公認撤回を求めているという。13日には、現役の海女ら約170人が市長と市議会議長に対して反対の署名を提出するらしい。

 

萌えキャラは日本のカルチャーとして定着してきた感がある。特に海外向けにはかなり効果があるようだ。世界が注目する伊勢志摩サミットのキャラクターとしてはインパクトがあると思う。また、若い世代には食いつきがいいだろう。「碧志摩メグ」がアイドル化して定着すれば志摩市にとっては計り知れないメリットが生まれるだろう。しかし、一部の市民にとっては不快なデザインだという。

 

不快だというので見てみたが、何のことは無いデザインに思える。確かに「前裾がはだけ、胸の形もわかる」のは事実だ。でもそんなに目くじらを立てるほどのものなのだろうか。若い女性をモチーフにすれば多少の色気は必要だと思う。色気の無い女性をデザインしたらこれほど盛り上がっているだろうか。

 

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左の画像の型抜きしたデザインが問題になっているものだと思う。確かに脚が出すぎているし、こんな格好をした海女さんがいるとは思えない。右の画像の「碧志摩メグ」が抱いているのが志摩市のゆるキャラ「しま子さん」(しまこさん)だが、「しま子さん」と「碧志摩メグ」ではアピール度がかなり違うと思う。

 

反対署名の発起人になった、現役海女で志摩市志摩町の山本文子さん(65)と、娘の同市阿児町、主婦宇坪伊佐子さん(39)は「初めて見た時はびっくりした。若い女性の体だけをアピールしているポスターで不快だった」と話す。

2人は、市に公認の撤回とメグ企画の停止などを求める意見書を提出したが、認められなかったため、「伊勢志摩サミットで訪れる外国人に海女がこんな風だとは思ってほしくない」と、署名運動を始めたという。

 

一方で「碧志摩メグ」のポスターを配布したところ、市民のアンケートでは「かわいい」「コスプレイベントを開いてほしい」といった意見もあり、「碧志摩メグ」のフェイスブックやツイッターには、それぞれ900人を超すフォローがあったという。無料通話アプリ「LINE」のスタンプも2週間で10カ国1万5000人の購入者があった。つまり好評だということだ。

 

現役海女のあいだでも意見の食い違いがあるようだし、なにか裏あるのではと勘ぐってみたくなる報道ではある。とにかく、人はそれぞれ感性は違っていて、自らが信じる行動をするのは自由だし問題は無い。要は伊勢志摩サミットの認知度が高まり、それがいいイメージで展開すればいいのだと思う。市民のアンケートにもあるコスプレイベントなんかもどんどんやればいいと思うのだ。 

 

なお、今年6月には、伊賀市で女忍者をモチーフにした「伊賀嵐いがらしマイ」が碧志摩メグの親友という設定で誕生している。萌える。。。

 

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海女萌えキャラに波紋「公認撤回署名活動」 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)