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韓国出国禁止8か月の産経加藤達也氏帰国、安倍首相と面会

韓国政府による出国禁止の措置が解かれ、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が14日、8か月ぶりに帰国した。加藤氏は15日首相官邸を訪問、安倍晋三首相に帰国の報告をした。安倍首相は「ご苦労さまでした。裁判が続くので今後も身体に気をつけてください」と慰労の言葉をのべ、「8カ月間をどういう心境で過ごしたのか」と加藤氏の家族への心遣いも加えた。面会後、加藤氏は記者団に「(首相には)時宜を得て韓国、国際社会に発信して私を励ましてくださったことにお礼を申し上げた」と語った。

 

韓国による拉致ともいえる事件は次の段階に入った。まだ裁判は続くようだが、今回の拘束が韓国の首を絞める結果になったことは間違いない。韓国が言論の自由すら無い、未だ未開の途上国であるということを世界に知らしめた事件だった。韓国経済は末期を迎えている。何ら打つ手を持たない朴政権は今後もさらに独裁化していくだろう。

 

 

加藤氏の出国禁止措置が解かれたことについて、朝鮮日報は15日、「韓国政府が日本に対し関係改善に向けたシグナルを送った」と報道している。韓国の外務省報道官は、出国措置の解除について「日韓関係とは無関係な事案だ」としているが、「歴史・領土問題と安全保障・経済問題を分離して日本に対応する“二股戦略”を本格化するという観点から、韓国政府が“出国禁止解除カード”を切った」というのが本心のようだ。

 

韓国は加藤氏の出国禁止措置を解き、日本に帰国させたことを外交カードとして使うつもりのようだが、人質を返す代わりに何かを要求しようとしている行為は、卑劣な犯罪者のやり口だ。これが外交カードになると考えている時点で、韓国の焦りだけが感じられる。今後も日韓関係は好転することはなく、さらに冷え切った関係になっていくと予想される。