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上野動物園の表門近くにある桜がソメイヨシノの親木

桜といえばソメイヨシノと言われるくらい有名だが、その起源についてはよくわかっていなかった。ソメイヨシノはその親木から採取された枝の接木で広まった。人の手を介しての広まりであるから、全てのソメイヨシノが1本の木から生まれたクローンなのだ。その親木ではないかとされるソメイヨシノが千葉大のチームによって特定されたという。特定と言っても可能性としてであるが。

 

千葉大のチームは上野動物園の表門近くの区画に、ソメイヨシノ4本とコマツオトメなど近縁種6本が並んで植えられており、遺伝子を分析すると6本とも現在流通しているソメイヨシノと同じ遺伝子をもつ、共通の親木から生まれた兄弟木であると特定した。そしてその中の1本が、接木用の枝を採るための親木である可能性があると結論付けた。

 

つまり、6本は同時期に交配によって生まれた兄弟木で、その中の見栄えのよい1本がソメイヨシノとされ、全国のソメイヨシノの親木とされたということのようだ。ただ、チームによると6本は150年以上前に植えられたものと憶測されているが、樹医の見立てによると樹齢100年程度とのこと。この差異がどのようなものであるか今後の研究が待たれる。

 

韓国人が桜の起源が韓国だと言ってますが嘘です。↓