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THAAD配備問題で中国から圧力 対中貿易縮小か属国化か

中国が韓国に対して無理難題を吹っかけてきている。米国が求めるTHAADの配備問題で、中国の習近平国家主席は、THAADを配備しなければ韓国に対して経済的インセンティブを与えるというのだ。つまり中国の申し出を拒否すれば中国との貿易が縮小するわけだ。これはもうはっきりとした脅迫である。貿易の縮小は経済が傾いている韓国にとって致命的かも知れない。もちろんTHAADの配備は米国が求めていることであって、配備を拒否するようなことがあれば米国との関係がぎぐしゃくするのは間違いない。対米国に関しては駐韓米国大使襲撃事件があったばかりだ。微妙な時期である。どう考えても答えの出せない状況だろう。

 

そしてもう一つ、韓国に対して中国からの要求がある。中国の通信装備企業である華為(ファーウェイ)が韓国通信インフラ網を落札できるよう圧力を加えてきているようなのだ。米国にとっては中国が華為を通じて政治・軍事情報を取り出すというという恐れが生じる。通信インフラまで中国に握られては、とても同盟国としては立ち行かなくなってくるだろう。こうなれば米国も韓国を中国の属国として扱うしかなくなる。韓国はどの道を選択するのだろうか。