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中国崩壊 大手海外企業の生産拠点が次々と東南アジアに

シチズングループの中国子会社「西鉄城精密(広州)有限公司」が中国の工場を閉鎖することの清算として、従業員に対して退職金のほかにさらに1か月分の給与を支払うことで合意し、中国撤退を完了する。中国政府はノキアをはじめ大企業が撤退を始めており、中国国内の受託生産工場は、1万人を超えるような大工場でさえ、一夜にして破産するケースがあることを踏まえておかねばならないだろう。

 

これまで中国に生産拠点を持つことのメリットはあくまで人件費の安さだった。それが中国においても人件費の高騰や他にも高齢化などが指摘されており、中国より30%も製造コストが安いベトナムをはじめとして、外国企業が生産拠点を東南アジアの国々に移そうと計画していることは間違いのない事実であって、今後も中国離れが加速するのは確実である。中国はロボット技術などにより、徹底的に自動化をはかり、低コストで効率的な製造業をとの考えのようだが、遅きに失することは間違いないだろう。

 

中国経済は世界の工場として、急速に発展してはきたが、人件費の高騰がこの先中国の首を絞めることになるのは間違いない。日本の企業もまだまだ撤退を決めかねているケースも多いと思うが、早急に中国工場閉鎖に向けて準備をしていかないと、大きな損失を生み出すことになりかねないだろう。中国撤退の最終期限はすぐそこに来ている。巨大なものほど倒れる時は一期に倒れるものなのだから。

 

元ネタ⇒ 一夜で「破産」の悲劇も・・・「外資撤退」は中国製造業への警鐘=中国メディア (サーチナ) - Yahoo!ニュース