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韓国 環境管理公団理事長のコラムに夢物語かの声

イ・シジン環境管理公団理事長という人の書いているコラムだが、スポーツと環境のコラボについて語っている。環境を考えながら商業スポーツを展開していくのは時代の要求かもしれない。良いことであると思う。イ氏はコラム後半を平昌冬季オリンピックについて言及しているのだが、建設もままならない状況の平昌冬季オリンピックにここまで能天気な文章を書けるのが不思議でならない。イ氏がどういう立場の人なのかは分からないが、ネットでは夢物語を語っているのではないかと言うコメントが出されている。

 

2018年に江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)で開かれる冬季オリンピックもこうした傾向を反映し環境オリンピックを目標にしている。再生可能エネルギー発電、グリーン製品の優先購入、電気自動車充電インフラ拡大と電気自動車活用などを通じ炭素排出を最小化し、雨水再利用システム構築、ごみ埋立地でのスポーツ団地造成、炭素相殺に向けた景観林造成などを通じ環境オリンピックを完成するという青写真を持っている。韓国環境公団は温室効果ガス排出量算定、相殺プログラム開発、周辺地域の悪臭低減など、平昌組織委員会との環境協力を通じ環境オリンピックの設計を助けている。 

 

すばらしい、立派な言葉が並んでいる。是非実行して欲しいし、成功を祈りたい。オリンピックは韓国だけのものではない。世界の来賓を迎えるために、ホスト国として十分な環境を整えてほしいと思う。宿泊環境にしても、ラブホ宿泊やホームステイなど信じられないようなプランが出されているようだが、ちゃんと世界レベルの施設を建設して欲しいものだ。

 

3年後のいまごろには平昌で冬季オリンピックの真っ最中だ。平昌はオリンピックを通じて韓国を代表する観光地から世界的な名所に生まれ変わる可能性が大きい。排出権取引制の先導的開始、グリーン気候基金事務局誘致を通じ環境先進国に向かっている韓国でも環境的効果を最大化できる機会だ。スポーツと環境の調和が取れた発展が平昌で花開くことを期待してみる。