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与那国島 陸自配備賛否の住民投票で賛成多数が過半数

陸自配備の賛否を問う沖縄県与那国村の住民投票が22日に行われた。与那国島では1284人に投票資格があり、今回は選挙権のない中学生41人や永住外国人5人にも資格が与えられたことで成り行きが懸念されていた。しかし、投票結果は賛成派が過半数をしめ、陸自配備賛成派の勝利となった。投票率は85・74%だった。これによって陸上自衛隊「沿岸監視隊」配備への道が開かれたといえる。

 

陸自配備については平成21年と25年の町長選でも争点となっており、いずれも陸自を誘致した外間守吉(ほかま・しゅきち)町長が反対派を破っていた。今回の選挙は中学生や外国人を巻き込むという異例の選挙であったが、住民の意思は変わらず、賛成派に軍配を上げる形となった。

 

ただ、駐屯地を縦断する町道の廃止、駐屯地への水道の引き込みについては町議会の議決を得なければならず、今後も混乱が予想される。また、反対派は施設建設差し止め訴訟を起こすことも検討しており、楽観できるような状況ではない。

 

陸自配備、賛成が過半数 与那国町住民投票 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

それにしてもいくら島民が少ないとはいえ、中学生や外国人を住民投票に参加させるのには反対だ。前2回の住民投票では賛成派が多数を占めたのだから、反対派が画策したのだろうが、実は住民投票に中学生が参加するケースは与那国島が初めてではない。2003年に長野県で市町村合併の住民投票が行われ、全国で初めて中学生が投票に参加したという事例はある。しかし、市町村合併と国防では意味合いが違う。中学生に国防の賛否を判断させるのは少し早すぎるのではないかと思う。論外ではあるが外国人を参加させるのにも賛成はできない。